研究課題
挑戦的萌芽研究
動物の発生において、複雑で規則性のないパターンを個体差なく作り出すしくみの理解は遅れている。ワカレオタマボヤ体幹部の表皮は、単層上皮であり、細胞レベルで完全に左右鏡像対称で個体差のない、かつ規則性に乏しい複雑なパターンを持つ。まず、完成した表皮に関してドメイン境界を細胞レベルで設定し、ドメイン内の個々の細胞に名前を付け、アトラスを完成させた。次に、発生を遡りパターン形成過程で個々の細胞がどのような挙動を取るのか、ライブイメージングを用いて細胞分裂の観察を行った。その結果、パターン形成には、細胞移動や細胞死ではなく、細胞分裂の方向と回数の制御が重要であることがわかった。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (9件) (うち国際共著 2件、 査読あり 9件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 4件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 2件、 招待講演 3件) 備考 (2件)
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