研究課題
挑戦的萌芽研究
イネ体細胞カルスから分化全能性(分裂能)を保持したままプロトプラストを調製し培養する系を確立し、さらに、それらプロトプラストの増殖プロファイルを経時観察することで単離・培養した細胞の約3.5 %が増殖性プロトプラストであることを明らかにした。また、増殖性プロトプラストの比較対象となるイネ受精卵を対象とした単一細胞レベルでのトランスクリプトーム解析法およびPEG-Ca2+法による物質導入系も確立した。さらには、当該物質系を用いて単離イネ細胞を用いたゲノム編集を可能にした。
一般に被子植物の体細胞は分化全能性をもつとされているが、体細胞組織を構成する細胞群から分化全能性を保持している細胞を特定し、解析することは困難であった。本研究では、イネカルスから調製したプロトプラストから増殖性プロトプラストを特定する手法を確立した。さらに、それら増殖性プロトプラストや受精卵といった全能性をもつ細胞の超微量オーム解析やそれら細胞への物質導入系を可能にし、植物細胞の分化全能性機構の解明に向けた基盤を確立した。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (17件) (うち国際共著 3件、 査読あり 16件、 オープンアクセス 12件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (25件) (うち国際学会 8件、 招待講演 3件) 備考 (3件) 産業財産権 (1件)
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