研究課題/領域番号 |
16K14744
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
発生生物学
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
石井 俊輔 国立研究開発法人理化学研究所, 石井分子遺伝学研究室, 上席研究員 (00124785)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 全能性細胞 / ES細胞 / 体細胞 / 2細胞期胚 / 幹細胞 / 卵子 |
研究成果の概要 |
核移植により、胎盤を含むすべての組織になり得る全能性細胞が形成される。一方、iPS細胞やES細胞は多くの組織・細胞に分化することができるが、胎盤に分化することはできない。私達は、ES細胞と全能性を有する4細胞期胚との遺伝子発現パターンを比較し、後者で発現の高い遺伝子を選び、これらの候補遺伝子が全能性細胞のマーカーになり得るかどうかを検討した。その結果、ある遺伝子の発現レベルが高いES細胞は胚盤胞で将来胚になる内部細胞塊と将来胎盤になる栄養外胚葉の両方に分化する確率が高いことが示された。このように、本研究の結果は、体細胞から全能性細胞を作製する試みに大きなヒントを与えるものである。
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