研究課題
挑戦的萌芽研究
シロイヌナズナにおいて,リボソームタンパク質をコードする遺伝子は,それぞれに2-4個のパラログ遺伝子が見いだされており,ほとんどの場合,コードするアミノ酸配列には1-数%の違いが見られる。植物のもつリボソームの多様性が,細胞内環境に応答する方策である可能性を,特定の条件に応答した翻訳停止の解析と,既報の網羅的解析データより探った。既報のトランスクリプトームデータの解析の結果,ストレス処理によりパラログ遺伝子の発現レベルが変化していることが見出された。リボソーム粒子においてパラログが変化しているかどうかは今後の課題である。