研究課題
挑戦的萌芽研究
トマト黄化葉巻病ウイルスの病原性タンパク質βC1は、シロイヌナズナにおいては、AS1に結合し RNA サイレンシングを誘導し、ウイルスの病徴を強化する。タバコ植物の下位葉にβC1を一過的に発現させると、病徴は感染葉ではなく上位葉に出現することから、βC1関連分子が植物内を長距離移動する可能性が考えられた。本研究ではβC1による上位葉における病徴出現にAS1が必要であることがわかった。さらに接ぎ木実験により、AS1が移動に必要なのか、その後の上位葉における病徴の出現に必要なのかを研究した。しかしAS1の重要性はわかったが、接ぎ木そのものが病徴の出現に阻害的であることから、答えが得られなかった。
AS1のC末端側領域がβC1に結合することを明らかにし、さらにその領域のペプチドを、βC1をトラップするデコイとして利用でき、ウイルスの感染に強い植物を作成する方途が開けた。
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すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 5件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (30件) (うち国際学会 2件) 備考 (4件) 産業財産権 (1件) (うち外国 1件)
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