研究課題/領域番号 |
16K14769
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
形態・構造
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
浮穴 和義 広島大学, 総合科学研究科, 教授 (10304370)
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研究分担者 |
岩越 栄子 広島大学, 総合科学研究科, 研究員 (50311296)
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研究協力者 |
古満 芽久美
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 小タンパク質 / 視床下部 / 標的細胞 / 受容体 / 摂食 / 脂肪蓄積 / 摂食行動 / 体重増加 |
研究成果の概要 |
我々は、鳥類のニワトリを用い、分泌性の小タンパク質Neurosecretory protein GL (NPGL)をコードする遺伝子を発見した。NPGLの生理機能解明を進めてきた結果、NPGLが摂食行動や脂肪蓄積に関与していることを明らかにした。NPGLの作用機序を解明するためには、標的細胞や受容体の同定が必要不可欠である。本研究では、NPGLの標的細胞と受容体を同定するために、形態学的手法を用い、NPGL神経線維の投射先、NPGL投与後の活性化細胞及び結合細胞の検出を試みた。その結果、NPGLは摂食抑制に関わるPOMCニューロンに投射していることが明らかとなり、標的細胞の候補細胞を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新たな生理活性物質の発見は、生体機能に関わる分子メカニズムの解明の糸口を与える。本研究では、我々が最近発見した新規脳因子NPGLの標的細胞と受容体の同定を進めた。その結果、これまで摂食抑制を担う神経ペプチド産生細胞(POMCニューロン)に新規脳因子NPGLの産生細胞が神経連絡をし、POMCニューロンの活動を抑制することで摂食行動を亢進している可能性を示唆する結果を得た。
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