研究課題/領域番号 |
16K14771
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
形態・構造
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研究機関 | 宇部工業高等専門学校 |
研究代表者 |
島袋 勝弥 宇部工業高等専門学校, 物質工学科, 准教授 (70618446)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | イオン液体 / 電子顕微鏡 / 形態観察 / 走査型電子顕微鏡 / 蒸着 |
研究成果の概要 |
本研究は、イオン液体を用いた新しいイメージング技術開発のために、2つのプロジェクトを進めた。1) 走査型電子顕微鏡や透過型電子顕微鏡のレプリカ作製のための「乾かさない」試料作製法 2)導電性を持つ基盤を利用した、無蒸着生体試料の簡便な走査型電子顕微鏡法の開発行った。 両方プロジェクトも予定通りの成果が得られた。レプリカ作製のためには、生物試料を2%イオン液体で40℃、15分間処理することで、乾燥による試料の変形を抑え、電子顕微鏡の処理に利用できることを確かめた。2)については、目標にしていた細菌のべん毛観察に成功し、シルエット法が微生物の形態観察に有効であることが示せた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生命科学は、新しいイメージング技術の登場によって大きく進展してきた。本研究の特徴は、電顕による構造解析をより身近にすることであり、特殊な技能や装置を必要としない。そのため、生命科学分野に限らず、食品・製薬産業への応用も期待できる。また、本研究は、近年登場したイオン液体の新しい利用法でもあり、化学と生命科学の融合を目指した新しい挑戦でもある。
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