研究課題
挑戦的萌芽研究
アワヨトウを用い遺伝的選抜によって群生相様黒色系統を作出した。この選抜黒色系統と非選抜系統の幼虫の生理的諸特性を比較した。選抜系統は非選抜系統に比べ熱ストレス感受性が高いことが分かった。その要因を明らかにすべく、両系統幼虫の体液中活性酸素種濃度を測定した。選抜系統は非選抜系統よりもストレスの有無に拘らず高い値を示した。さらに、抗酸化酵素(catalaseやSOD)活性を測定した結果、両酵素活性とも非選抜系統で高い事が分かった。また、酵素活性の差がその遺伝子発現レベルの差に因る事も確認した。両系統の交配実験によりストレス耐性は母性遺伝する事、さらに、抗酸化酵素遺伝子発現の重要性が明らかになった。
すべて 2018 2017 2016
すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 2件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)
Proceedings National Academy of Science USA
巻: 107 ページ: 13786-13791
Cytokine
巻: in press ページ: 298-300
10.1016/j.cyto.2018.02.016
Archive of Insect Biochemistry and Physiology
巻: 96 号: 3
10.1002/arch.21421
10.1002/arch.21440
Plos One
巻: 11 号: 7 ページ: 7-7
10.1371/journal.pone.0160210