研究課題/領域番号 |
16K14778
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
動物生理・行動
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
寺北 明久 大阪市立大学, 大学院理学研究科, 教授 (30212062)
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研究協力者 |
小柳 光正
永田 崇
ルーカス ロバート
シャートラー ゲブハルト
デュピ ザビエール
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 光受容タンパク質 / オプシン / 発色団 / 光遺伝学 / 発色団レチナール / ロドプシン類 |
研究成果の概要 |
光受容タンパク質(ロドプシン類)を神経細胞に導入し、神経活動や行動を光制御する光遺伝学において、組織深部にまで到達する長波長の光に感受性のあるロドプシン類の利用が期待されている。本研究においては、ロドプシン類の波長感受性を長波長シフトさせる発色団(A2型)を生成する酵素とロドプシン類を培養細胞で発現させ、より長波長を感受できるロドプシンを効率よく生成させる条件を見出した。また、光遺伝学に貢献すると期待されるロドプシン類の可視光受容に必須なアミノ酸残基の決定にも成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
光遺伝学は、神経科学のみならず生命現象の理解に大きく貢献している。脳や組織の深部まで到達する長波長の光を吸収できるロドプシン類変異タンパク質が創生されてきた。しかし、ロドプシン類は多様かつ膨大な数が存在するため、それぞれの種類に対して変異タンパク質を作製するのには限界がある。今回の研究成果は、生体内において遺伝子導入された全てのロドプシン類を長波長シフトできる可能性を示しており、光遺伝学技術の進歩を大きく加速し、脳や神経活動の理解に貢献すると期待される。
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