研究課題/領域番号 |
16K14814
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 基礎生物学研究所 |
研究代表者 |
相原 悠介 基礎生物学研究所, 環境光生物学研究部門, NIBBリサーチフェロー (40636891)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | サンゴ / 褐虫藻 / GFP / 走光性 / 共生 / 蛍光タンパク質 |
研究成果の概要 |
造礁サンゴは緑色蛍光タンパク質(GFP)とその類縁の蛍光タンパク質を大量に産生し鮮やかに呈色する。しかしながら蛍光タンパク質がサンゴにとってどのような役割を持つかはいまだに明らかでない。本研究では「サンゴの蛍光タンパク質が共生相手の褐虫藻を誘引する」ことを検証した。褐虫藻の正と負の走光性は、それぞれ緑色光と青色光に対して最大となった。さらに、緑色蛍光を発するサンゴ及び人工物が褐虫藻を誘引することを確かめた。実際にサンゴ礁にて、蛍光塗料を塗布したトラップに自然海水中の褐虫藻が誘引される傾向を見出した。以上により、サンゴ礁光環境において、褐虫藻がサンゴの蛍光タンパク質に誘引されうることを実証した。
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