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採食行動の進化における腸内細菌の役割

研究課題

研究課題/領域番号 16K14821
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 自然人類学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

岩瀬 忠行  東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (80385294)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード適応・進化 / 腸内細菌叢 / 栄養学 / 細菌学 / 人類学 / 窒素固定細菌 / 青酸分解 / 腸内細菌 / 進化適応
研究成果の概要

ウシやウマ、ヒトを含む哺乳類の腸内細菌叢から窒素固定遺伝子ならびに窒素固定能を有する細菌を分離し、それらの細菌がCN結合を開裂できるかどうかを検討した。スクリーニング培地を開発し、また培養とともに、シアン化物の濃度が減少することを確認した。本培地については特許化を検討している。これらの菌株の宿主(哺乳動物)に与える影響を解析するため、無菌マウスを用いた動物実験モデルの開発を行った。本系では安定的な腸内定着を示し、窒素代謝関連遺伝子について定量PCRを行い、投与細菌によってその変動が認められることを確認した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

動物には草木や葉等のみを摂食するものや肉食のみのもの存在する。例えば、競合の少ない特殊な植物(例えばユーカリ等)を摂食・代謝できるようになった場合、新しいニッチの獲得を可能にするかもしれない。多くの場合、これらの植物は有害な物質を含んでいるものの、摂食者の遺伝子の変異等によって代謝可能になる場合も考えられる。一方本申請者は、腸内細菌の働きによって、ある特定の植物を代謝可能にし、それによって食餌選択にも影響を与える可能性を検討している。本研究によってその全てが証明されているわけではないものの、一つのきっかけになるものと考えられ、ニッチ形成への新たな洞察をもたらすものと考えられる。

報告書

(2件)
  • 2019 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件)

  • [雑誌論文] Complete Genome Sequence of Klebsiella oxytoca Strain JKo3.2016

    • 著者名/発表者名
      Iwase T, Ogura Y, Hayashi T, Mizunoe Y.
    • 雑誌名

      Genome Announc

      巻: 4 号: 6

    • DOI

      10.1128/genomea.01221-16

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Complete Genome Sequence of Klebsiella pneumoniae YH43.2016

    • 著者名/発表者名
      Iwase T, Ogura Y, Hayashi T, Mizunoe Y.
    • 雑誌名

      Genome Announc

      巻: 4 号: 2

    • DOI

      10.1128/genomea.00242-16

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2016-04-21   更新日: 2023-01-30  

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