研究課題/領域番号 |
16K14822
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用人類学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
岩永 光一 千葉大学, 大学院工学研究院, 教授 (70160124)
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研究分担者 |
石橋 圭太 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (40325569)
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研究協力者 |
小山 冬樹
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 時間知覚 / 右後頭頂葉 / 経頭蓋直流電気刺激 / 脳波 / 事象関連電位 / 認知科学 / 神経科学 / 生理人類学 |
研究成果の概要 |
(1)刺激が提示された時間の長さを記憶し、その直後にボタン押し等によって再現する時間長再現タスクでは、個人によって再現する時間長のばらつきや再現の正確性が大きく異なることが明らかになった。(2)大脳皮質の右後頭頂葉の活動水準が抑制されると、異なる時間の長さを識別するパフォーマンスが高まることが明らかとなった。(3)音を提示する時間間隔が変化すると、大脳皮質の活動を表わす事象関連電位と呼ばれる脳波の成分に変化が生じる可能性が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、ヒトのさまざまな行動の基盤となる認知能力のひとつである時間知覚に関するメカニズムの一端を明らかにしたものであり、脳科学における新しい知見を提供するものとして学術的意義は大きい。さらに、ヒトの時間知覚の評価方法における問題点を実験データによって確認し、脳波を用いた客観的評価方法の可能性を見出したことも、今後のヒトの認知科学研究の発展に寄与することが期待される。
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