研究課題/領域番号 |
16K14855
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
園芸科学
|
研究機関 | 京都府立大学 |
研究代表者 |
板井 章浩 京都府立大学, 生命環境科学研究科, 教授 (10252876)
|
研究分担者 |
及川 彰 山形大学, 農学部, 准教授 (50442934)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 花粉親 / トランスクリプトーム / メタボローム / ホルモノーム / トランスクリプトーム解析 / ホルモノーム解析 / RNA-seq / メタキセニア / 果実形質 / 園芸学 / 果実生産 |
研究成果の概要 |
花粉品種の影響が、種子の形質の影響を及ぼすことはキセニアとして知られているが、メタキセニアは種子以外の果実形質に影響を及ぼすみられる現象である。本研究では、ニホンナシ‘おさゴールド’を材料として、自家受粉および他家受粉シグナルが、どのような影響をもたらすか、その原因究明を分子レベルで行うことを大きな目的とした。自家受粉および他家受粉のシグナルは、遺伝子発現解析および植物ホルモン分析より、多面的な差をもたらすことが明らかとなった。自家受粉および他家受粉のシグナルは種子と果肉という異なる組織間でも、遺伝子発現などで協調性がみられ、種子と果肉の情報伝達機構の存在が示唆される結果を得た。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
種子と果肉の情報伝達機構は未解明であった。今回花粉親が果肉に及ぼす影響をトランスクリプトームやメタボロームなどのオーム解析により、網羅的に現象と遺伝子発現機構を明らかにすることができ、学術的な新たな知見を得ることが出来た。またこの機構を元に花粉親を選ぶという単純な方法により、母親品種の果肉形質を最大限発揮できる栽培技術方法の開発が可能になるため、今後の果樹栽培の発展に寄与できるものと思われ、さらなる研究を進めることにより、産業的な発展が期待できる。
|