研究課題/領域番号 |
16K14876
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用微生物学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
重冨 顕吾 北海道大学, 農学研究院, 講師 (20547202)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | Leucobacter / Growth factor / Bacteria / Firmicutes / Actinobacteria / Coproporphyrin / coproporphyrin / zincphyrin / Actimobacteria / Proteobacteria / Heme biosynthesis / Heme / Leukobacter / Sphingopyxis / Heme synthesis / Symbiosis / Zincphyrin / 細菌 / 共生 |
研究成果の概要 |
本課題では異種微生物間で働く新規増殖因子であるコプロポルフィリン類の作用機序ならびに活性の普遍性・有効性について検証した。コプロポルフィリン類は生育因子要求株であるLeucobacter sp. ASN212の不完全なヘム生合成系を外因性の中間体として補うことで純粋培養を可能にしていることを明らかにした。また、本化合物によりFirmicutes門ならびにgamma-Proteobacteria門に属する一部の種の生育が刺激されうることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実験室において培養できない微生物(難培養微生物)は環境微生物全体の99%以上と見積もられ、それらの中には人類に有用なものが存在すると推定される。難培養微生物を培養可能とするため、我々は微生物間でやりとりされる増殖因子としてコプロポルフィリン類を見出した。本課題では、それらがどのような機構で増殖を刺激し、どの程度その活性に普遍性があるのかを検証した。得られた成果は、難培養微生物の培養研究と技術開発において将来に大きく寄与するものである。
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