研究課題/領域番号 |
16K14887
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用微生物学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
若井 暁 神戸大学, 科学技術イノベーション研究科, 特命准教授 (50545225)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | Aspergillus oryze / ナノポアシーケンス / ゲノム構造 / 遺伝子組換え / タンデムリピート / 長鎖DNA合成 / 麹菌 / マルチコピー導入 / ナノポアシーケンサ / MinION / 分子生物学 / 糸状菌 / マルチコピー / 次世代シーケンス / 長鎖DNA / 多重遺伝子導入 / 多重遺伝子破壊 / セルラーゼ / 遺伝子破壊 |
研究成果の概要 |
糸状菌の一種である麹菌はコトランスフォーメーション法によりマルチコピーで外来遺伝子をゲノム上に導入することが可能である。これまで、シングルベクター導入法よりもマルチコピーで導入されることが分かっていたが、その数をコントロールしたり、導入遺伝子がゲノム上のどの位置に入っているかは明らかになっていなかった。本研究において、導入遺伝子の末端配列を改変することでコピー数の多型性が変わることを明らかにし、また、ナノポアシーケンス解析を導入することでコピー数の異なる様々な形質転換体の遺伝子導入部位を明らかにし、これまでにないタンデムリピート構造の人為的創出に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、持続可能な社会の形成を目指して、合成生物学の分野の研究が進められている。合成生物学分野では、種々の遺伝子組み換え技術を用いて、有用で安全な微生物をさらに有用な微生物へと育種し、様々な有用物質を生産することが求められている。本研究では、日本において1000年以上の食文化での使用実績がある麹菌の安全性とポテンシャルに可能性を見出し、複雑な遺伝子改変を小さな労力で達成し、迅速に有用な遺伝子組換え麹菌を作成する技術の作成を目指した。結果として、コピー数多型をコントロールする技術や生体内で数10kbを越える長鎖DNAを合成する技術の開発に成功した。
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