研究課題/領域番号 |
16K14909
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用生物化学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
西宮 佳志 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (00357716)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 発現系 / 酵母 / バイオテクノロジー |
研究成果の概要 |
タバコモザイクウイルス(TMV)のゲノム構造を模倣し,TMVの5’非翻訳領域(UTR),RNA依存性RNAポリメラーゼ(RdRp)のオープンリーディングフレーム,移行タンパク質(mp)と外被タンパク質(cp)それぞれのサブゲノムプロモーター(sgp),TMVの3’UTRを導入した出芽酵母(Saccharomyces Cerevisiae)用発現ベクターを構築した。Mpのsgp(mp sgp)とcpのsgp(cp sgp)のそれぞれの下流にはクローニングサイトを設けた。Cp sgp下流にクローニングした標的タンパク質がS. Cerevisiae内で発現されるのが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ゲノムRNAやサブゲノムRNAの複製を担うTMV由来のRdRpが発現されなくともcp sgp下にコードされたタンパク質が発現されるという予想外の結果がもたらされた。本来の宿主であるタバコのプロトプラストを使った研究では,RdRpの発現なしにはサブゲノムRNAが作られないことが報告されており,今回得られた結果が何に起因するかを解析することでウイルスが宿主の翻訳装置を乗っ取る仕組みに新たな知見をもたらすと期待される。
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