研究課題
挑戦的萌芽研究
加齢に伴う摂取エネルギーの過多で肝臓から消化管内への胆汁酸分泌が増加する。ラットを用いてこの時に増加するコール酸を飼料に添加することで同様な状態を作成したところ、多様な症状が誘導されることを見出した。この時に、各組織や血液中には多様な胆汁酸分子種が観察される。そこで、体内での胆汁酸の代謝を解析するとともに、どのような分子種が当該症状の形成に関わるかを検証した。その結果、腸肝循環で増加したコール酸が主にデオキシコール酸あるいはタウロデオキシコール酸という形態を介し、ステロール代謝の制御を経て脂質蓄積に関わる経路が見出された。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 2件、 招待講演 2件)
British Journal of Nutrition
巻: 116 号: 4 ページ: 603-610
10.1017/s0007114516002270