研究課題/領域番号 |
16K14993
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経営・経済農学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
伊藤 順一 京都大学, 農学研究科, 教授 (80356302)
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研究分担者 |
北野 慎一 京都大学, 農学研究科, 助教 (20434839)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 農地貸借 / 耕作放棄 / 取引費用 / 農家以外の農業事業体 / 農業の比較劣位化 / 農業経済学 / 計量経済学 / 進化ゲーム理論 / 処理効果分析 / 日本型直接支払制度 / 土地利用 / 集落営農 |
研究成果の概要 |
本研究では,1990年以降のわが国おける農地利用の実態を明らかにした。全国的な農地貸借率と耕作放棄地面積率はこの間上昇しているが,横断面(都道府県レベル)では負の相関が現れ,その度合いが年々強まっている。計量分析の結果,貸借率の上昇に貢献しているのは,農地の供給面では土地持ち非農家の増加,需要面では農家以外の農業事業体(集落営農や法人組織経営体)の躍進であることが判明した。また,農地取引の仲介組織(現在の農地中間管理機構)も貸借率の上昇に寄与している。一方,耕作放棄地率が上昇した最大の原因は,土地持ち非農家の増加であり,その抑制に寄与しているのは,農家以外の農業事業体の農地借入であった。
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