研究課題/領域番号 |
16K15016
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
農業環境・情報工学
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
酒井 憲司 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (40192083)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 心電 / 脈波 / カオス解析 / 位相解析 / ヒルベルト変換 / ポアンカレ断面 / カオス / 同期 / 位相 / 心電図 / 非線形時系列解析 / ポアンカレ写像 / 解析的位相解析 / 心循環器系 / 生体計測 / 非線形力学 |
研究成果の概要 |
心電-脈波の心電信号を利用して脈化のポアンカレ断面を生成した。当該手法によって、脈波のみから生成した場合よりもよりもゆらぎが少なく、より鮮明な構造を観測することができた。心電のQS間隔に着目し、その1/4に時間遅れを設定することによって、心電による明瞭なダイナミクスが再構成された。心電信号に対して推移誤差、正規化決定 論的非線形予測などの非線形時系列解析手法が適用可能となり、高い決定性の存在を検出することができた。 一方、心電-脈波を対象に開発した位相同期抽出法の汎用性を明らかにした。RGB画像列、アレルギー花粉飛散量、感染症時空間分布などのメタデータに対しても 有効であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
農作業においては強い労働負荷過程の下でのリアルタイムでの計測が必要である。本研究は、ウェアラブルの心電―脈波センサーを用いて、農作業下データにおいても信号データからのダイナミクス同定をより高精度で行うことを可能とした。ここで得られた解析手法は汎用性が高く、生体情報への応用だけではなく、RGB画像列、生態系データなどへの汎用性も確認できた。
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