研究課題/領域番号 |
16K15018
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
農業環境・情報工学
|
研究機関 | 前橋工科大学 |
研究代表者 |
本間 知夫 前橋工科大学, 工学部, 教授 (80242246)
|
研究分担者 |
門屋 利彦 前橋工科大学, 工学部, 教授 (40551875)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 樹木根系 / LED光照射 / 波長 / 生体電位 / 呼吸活性 / タンパク質発現 / チャ / 白色根 / 光照射 / 根長 / キャベツ / タンパク質 / 根 / 挿し木苗 / 水耕栽培 / 挿し木 / クワ / 植物 / 樹木根 / 光応答 / 生体計測 / 根系制御 |
研究成果の概要 |
本研究課題は、根系機能を、地上部や根に対する光照射で制御し、個体状態の維持管理等に応用する技術開発を目指すことを目的として実施した。主にチャの挿し木苗を利用し、LEDによる光照射(波長:赤・緑・青・白)を行い、生体電位、TTC法による根系呼吸活性、各苗の総根長、根におけるタンパク質発現などに及ぼす影響を調べた。生体電位は根への青色光照射で、根系呼吸活性は地上部への緑色光照射で、総根長は赤色光照射で、それぞれ最大の変化が得られた。根系が照射される光情報を認識してその機能を変化させていることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
根系機能を光により制御することを目指すには、草本植物を使う方が早道と思われるが、生理生態が異なる樹木において特に求められる技術開発を行うためには、初めから樹木根系を対象にすべきと考える。本研究により樹木根系を光によりコントロールすることが可能となれば、茶樹・果樹などの工芸分野から街路樹・森林木などの樹芸・森林科学分野に至る樹木を対象とする幅広い分野への応用が期待され、その波及効果も大きい。また樹木根系が光を認識してその機能を変化させるという知見は、学術的にも画期的であり、その意義は極めて大きいと考える。
|