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卵核胞期卵母細胞を用いた新しい異種間体細胞核移植法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K15026
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 動物生産科学
研究機関近畿大学

研究代表者

細井 美彦  近畿大学, 生物理工学部, 教授 (70192739)

研究分担者 黒坂 哲  近畿大学, 先端技術総合研究所, 講師 (30625356)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード発生工学 / 卵核胞期卵母細胞 / 異種間核移植 / 生殖工学
研究成果の概要

現在のところ、異種間体細胞核移植による個体作製はほとんど成功しない。そこで本研究では、卵核胞期卵母細胞に異種の体細胞を移植して成熟させることで異種間核移植成熟卵子を獲得し、それを用いて異種間核移植の成功率を向上させることが可能かどうかを検討した。モルモット線維芽細胞をマウスおよびブタ卵核胞期卵母細胞に移植して体外成熟させ、第一極体を放出させることには成功したが、通常の成熟卵子でみられるような紡錘体はみられなかった。また、これらを活性化させて単為発生させた場合においても、これらの染色体を通常の成熟卵子に核移植した場合においても、2細胞期以降へ発生することはほとんどなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本課題の研究期間内において、われわれの試みた新規異種間核移植法が異種間核移植胚の発生能を向上させるといった結果を得ることはできなかったが、異種間核移植卵母細胞の転写活性がドナー細胞の細胞周期に依存すること、および異種間核移植成熟卵子において正常な紡錘体が形成されなかったことは本研究課題において新たに得られた知見である。今後進むべき方向は異種間核移植卵母細胞に紡錘体を形成させることであると示したことには学術的意義があったと考える。発生工学によって絶滅危惧種の増殖や絶滅種の再生が可能になれば社会的なインパクトは非常に大きく、本研究成果はそこへ至るまでのステップのひとつとして意味をなすものと考える。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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