研究課題/領域番号 |
16K15080
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境農学(含ランドスケープ科学)
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
澤畠 拓夫 近畿大学, 農学部, 准教授 (80709006)
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研究分担者 |
早坂 大亮 近畿大学, 農学部, 講師 (20583420)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 外来生物の耕種的防除 / アルゼンチンアリ / 緑地帯管理 / 緑化樹種 / 外来生物 / 安定同位体 / 侵略的外来種の生態防除 / 不快害虫の増殖を防ぐ緑地環境 / 緑化と外来生物の関係 / 外来アリの樹種選択制 / 餌提供木と営巣木 / アルゼンチンアリの集団越冬 / アリ集団の攻撃性 / 攻撃性とコロニー分布 / 環境技術 / 環境調和型都市基盤整備 / 昆虫 / 都市緑化 |
研究成果の概要 |
侵略的外来種アルゼンチンアリの安定同位体分析は、広分布域集団で食性幅が広い傾向があったが、攻撃性との関連性は見出されなかった。本種による利用は、草本よりも樹木で顕著な傾向があり、樹木がアリマキなどの宿主として働き、本種の主な餌の供給源や越冬環境の提供者となっている樹種(シャリンバイ・ヤマモモ)の存在が明らかとなった。そして反対に、本種に利用されにくい樹種=クス・イブキと草本種=チガヤ・シバの存在も明らかにすることができた。今後は、アルゼンチンアリに利用されにくい樹種・草本種を優先して植栽した緑地環境づくりを進めることで、本種の増殖しにくい環境づくりが可能となると期待される。
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