研究課題/領域番号 |
16K15086
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用分子細胞生物学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
高谷 直樹 筑波大学, 生命環境系, 教授 (50282322)
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研究協力者 |
竹下 典男
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 糸状菌 / 多細胞生物 / 菌糸 / オミクス / 多細胞 |
研究成果の概要 |
本研究では、糸状菌の菌糸の細胞ごとの機能分化(ヘテロ性)を明らかとすることを目指した。糸状菌Aspergillus nidulansの菌糸をマイクロ培養デバイス内で整列させて培養することが可能となったが、その後の解析に用いる大量の培養システムを構築することは困難であった。一方、グリコーゲン代謝酵素とチオレドキシン様タンパク質の細胞内局在性を蛍光タンパク質との融合タンパク質を用いて解析した結果、いずれも菌糸の部分によって局在が異なることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
微生物の多細胞体(菌糸、バイオフィルム等)は、天然および人工的な環境下で極めて頻繁に見られる。したがって、微生物による多細胞性の増殖のメカニズムを解明することができれば、身の回りの役立つ菌糸を効率的に生長させ、厄介な菌糸を抑制する画期的な微生物制御技術の開発につながり、多くの産業分野の技術革新を促すと期待される。本研究成果は、このための基礎的知見として重要な意義を持つ。
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