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リガンドポケットのない核内受容体に対する天然由来アゴニスト探索と活性化機序解析

研究課題

研究課題/領域番号 16K15135
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 天然資源系薬学
研究機関島根大学 (2018)
武蔵野大学 (2016-2017)

研究代表者

小谷 仁司  島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (10594640)

研究協力者 片川 和明  
矢作 忠弘  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワードT細胞 / 核内受容体 / NR4A2 / 天然物 / 制御性T細胞 / 癌 / リガンド / RXR / 生薬 / 分化制御 / スクリーニング / ヘテロダイマー / 自己免疫疾患 / 生活習慣病
研究成果の概要

本研究では、研究対象としてリガンドポケットを持たない核内受容体を活性化する天然由来アゴニストの探索と活性化機序解析に取り組んだ。リガンドポケットを持たないため、ヘテロダイマーを形成するRetinoid X receptor(RXR)に作用するリガンドによりヘテロダイマー活性化を検討するアッセイ系を構築した。このアッセイ系を用いて生薬抽出エキスのスクリーニングをおこなった結果、コウボク、シュクシャ、サンズコンといった生薬エキスにヘテロダイマー活性化作用を見出した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまではリガンドポケットがないために作用するリガンドの開発が難しいことが現状の問題となっていた。本研究で、ヘテロダイマーを形成するRXRのリガンドにより、ヘテロダイマー活性化を可能とすることが示され、リガンド活性の評価系も構築された。また、生薬エキス中に活性化する成分が含まれていることも明らかになった。これらの結果から、今後これまで困難であったリガンドポケットのない核内受容体に対する薬剤開発が大きく発展するとともに、伝統医薬品の利用が再評価されることが期待される。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Bcl-2 inhibition sensitizes triple-negative humna breast cancer cells to doxorubicin.2018

    • 著者名/発表者名
      Inao T, Iida Y, Moritani T, Okimoto T, Tanino R, Kotani H, Harada M.
    • 雑誌名

      Oncotarget

      巻: 9 号: 39 ページ: 25545-25556

    • DOI

      10.18632/oncotarget.25370

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 免疫賦活作用を有する天然由来成分の探索と機能解析2018

    • 著者名/発表者名
      小谷仁司、矢作忠弘、片川和明、飯田雄一、原田守
    • 学会等名
      日本生薬学会第65回年会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 桂枝加朮附湯の骨芽細胞および破骨細胞に対する影響2018

    • 著者名/発表者名
      渡辺美咲、矢作忠弘、小谷仁司、小川拓哉、古川めぐみ、松崎桂一
    • 学会等名
      日本生薬学会第65回年会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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