研究課題/領域番号 |
16K15148
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境・衛生系薬学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
石井 祐次 九州大学, 薬学研究院, 准教授 (90253468)
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研究協力者 |
宮内 優
日高 京子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | シトクロムP450 / UDP-グルクロン酸転移酵素 / フェノバルビタール / マウス / UGT / Ugt / 薬学 |
研究成果の概要 |
新たなフェノバルビタール型薬物代謝酵素誘導機構の仮説の検証を目指し、Crisper-Cas9法を用いて、シトクロムP450 3A欠損細胞の作成を試み、HepG2細胞の片方のアレルの欠損(ヘテロ欠損)細胞を得た。また、本研究を遂行するに当たって、必要となったマウス肝臓の全てのUDP-グルクロン酸転移酵素 (Ugt)分子種の包括的解析を行うことにより、モルヒネおよびアセトアミノフェン代謝の責任酵素を明らかにした。さらに、フェノバルビタール処理マウスにおける血液および肝臓のメタボローム変動についての検討も行った。これら変動した物質の中に、当初仮説の条件に合致するものがあると考え、検討を続けている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
古くから知られている薬物代謝酵素の誘導現象について新たな仮説を検証しようと試みた挑戦的研究である。得られた成果には更なる発展が期待される。また、その途上に、医薬品開発に汎用されるマウスの主要薬物代謝酵素UDP-グルクロン酸転移酵素の包括的特性評価系を確立した。これは、医薬品開発における前臨床試験の精度の向上に資する研究であると期待される。
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