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痛風発作発症の病態メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 16K15200
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 薬理学一般
研究機関信州大学

研究代表者

沢村 達也  信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (30243033)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2018-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード痛風 / 尿酸結晶 / 受容体 / 炎症・免疫
研究成果の概要

痛風発作は尿酸結晶により引き起こされる激しい炎症により激痛を伴う関節炎である。しかし、その炎症のメカニズムはいまだ不明である。本研究では、この炎症メカニズムと痛風発作の病態生理の解明を目指して研究を行い、尿酸結晶を認識する受容体Xを見出した。さらに、受容体Xがマクロファージや好中球において機能し、尿酸結晶により引き起こされる炎症反応を促進することが明らかとなった。尿酸結晶による関節炎モデルで実験を行うと、受容体X遺伝子欠損マウスでは症状が軽減されることを示した。これらのデータから受容体Xが痛風発作の病態生理に重要である可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

痛風は100万人近い患者が通院し、原因となる高尿酸血症も500万人以上の患者がいる疾患である。しかし、痛風への治療は、高尿酸血症を対象としたものが主体となり、痛風発作に関してはコルヒチンがヒポクラテス以来数千年間使用され続けている。本研究により、痛風発作のメカニズムが解明できれば、コルヒチン効果を説明するのみにならず、新規メカニズムに基づく痛風発作治療薬を創出できる可能性がある。

報告書

(1件)
  • 2018 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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