研究課題/領域番号 |
16K15206
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
薬理学一般
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
櫻井 隆 順天堂大学, 医学部, 教授 (70225845)
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研究分担者 |
根本 直人 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (60509727)
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研究協力者 |
橋本 祥江
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 組換え抗体 / 神経科学 / プロテオーム / cDNAディスプレイ |
研究成果の概要 |
FALIは蛍光色素標識プローブと光により標的タンパク質のリアルタイム不活性化を可能とする。細胞機能アッセイ系と組合せることで創薬標的となり得るタンパク質の探索に応用可能である。効率化の大きな障害は、標的となる細胞表面の膜タンパク質をカバーする高親和性プローブのライブラリー作製である。問題解決のため、ラクダ重鎖抗体由来の一本鎖組換え抗体や抗体様スキャフォルドを用いて、cDNAディスプレイの高効率発現について検討した。その結果、熱安定性の高い抗体様スキャフォルドにより発現効率の向上が見られた。ライブラリーを作製し、高親和性結合クローン選択の条件検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神経-グリア相互作用などの細胞間相互作用は、その局所における時間依存的なシグナルにより制御されていることから、それに関わるタンパク質の解析・探索には、時間分解能の高い方法が必要とされる。FALIと細胞機能アッセイの組合せはこれに適した方法であるが、その効率化には問題があった。本研究は組換え抗体様分子とcDNA displayによる課題解決を目的としたものであり、実現すればこれまでにない特徴を持った細胞機能スクリーニングとして創薬に結びつけることが可能である。
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