研究課題/領域番号 |
16K15213
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医化学一般
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
山角 祐介 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助教 (40773768)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
|
キーワード | 細菌叢 / 微生物 / 老化 / 糖尿病 |
研究成果の概要 |
我々はこれまでにMex-3B遺伝子欠損マウスを作出し、雄特異的に寿命が顕著に延長し、インスリン感受性が亢進していることを見出した。また、Mex-3B の欠損により腸内細菌叢が変化することも明らかにした。腸内細菌叢の変化がインスリン感受性に影響を与えることが報告されていることから、我々はMex-3Bが腸内細菌叢の制御を介してインスリン感受性、さらには寿命を制御しているのではないかと考え、研究を行った。抗生物質の投与実験や糞移植実験により、Mex-3Bは腸内細菌叢の制御を介して宿主のインスリン感受性を制御していることが明らかになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々は、Mex-3Bというタンパク質が欠損したマウスにおいて、腸内細菌の構成が変化することで基礎代謝が向上していることを見出した。基礎代謝の向上は寿命の延長に寄与していることから、我々の発見は寿命の制御機構の一端を明らかにしたと言える。
|