研究課題
挑戦的萌芽研究
シアル酸は細胞の一番外側を占める糖であるが、このシアル酸の分子種がヒトと動物で異なる。このため、ヒトはN-グリコリルノイラミン酸という動物型のシアル酸に対して、異種抗原として免疫応答する。ところが、ヒトはN-グリコリルノイラミン酸があると、これを自己抗原として発現する。そこで、ヒトでは異種自己抗原免疫応答をおこすが、本研究ではこの慢性免疫状態をマウスモデルモデルで達成するための基盤となる知見を得た。
本研究は、未だ、謎の多い、ほぼヒトでしかおこらない異種自己抗原応答状態をマウスで再現するために基盤的な結果を得た。現在まで、様々なマウスを使った実験系が、ヒトの病気との関連で解析されている。今回つくったマウスは、ヒト疾患を念頭に置いてマウスモデルを使用する際には、幅広く標準的背景となるべき状態であると考えられる。
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すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 4件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 4件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 5件、 招待講演 3件) 備考 (2件)
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