研究課題/領域番号 |
16K15278
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
小椋 義俊 九州大学, 医学研究院, 准教授 (40363585)
|
連携研究者 |
中岡 慎冶 東京大学, 生産技術研究所, 特任助教 (30512040)
|
研究協力者 |
有水 遥子 九州大学, 医学研究院, 大学院生
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 志賀毒素 / ファージ / 大腸菌 / 共進化 / 原生生物 / 腸管出血性大腸菌 / 進化 / ゲノム |
研究成果の概要 |
大腸菌O157の3種類のStx2ファージについて、大腸菌K-12溶原株を作成し、細胞性粘菌に感染させた。しかし、細胞粘菌の生育には全く影響しなかった。O157親株も毒性を示さなかったため、アメーバーを用いて同じ実験を行ったが、全く毒性がなかった。過去の報告と異なり、本研究では、O157は原生生物に無害であることが明らかとなった。今後は、異なる原生生物を用いた解析を行う。また、大腸菌O26には、環境中において、Stx2ファージの高頻度な感染と脱落が繰り返し起きていることが明らかとなった。環境中では、Stx2獲得が有利に働く選択圧の存在が示唆された。
|