研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、インフルエンザヘマグルチニン (HA)に結合するモノクローナル抗体パネルと、腸内細菌ライブラリーとの結合性を調べた結果、特定の腸内細菌に結合する交叉性HA抗体を特定した。この交叉性HA抗体を変異前の状態(germline型)に戻した抗体でも腸内細菌への結合性が損なわれないことが確認され、腸内細菌への結合性は抗原刺激を受ける前の抗体レパトアにおいて獲得された性質と考えられた。無菌マウスや抗生物質の経口投与により腸内細菌を除去したマウスを用い、 交叉性B細胞の分化・維持に及ぼす腸内細菌の役割を調べたところ、腸内細菌が一部組織の交叉性B細胞に影響を及ぼすことが明らかとなった。
すべて 2017 2016
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