研究課題
挑戦的萌芽研究
分子状水素(H2)がβ受容体シグナルを増強するとの仮説を立て、受容体シグナルに対するH2の協力作用を細胞内cAMPのリアルタイム測定系を用いて解析した。H2はβ受容体に加えカルシトニン受容体に対しても協力作用を示した。また、H2の作用は、下流のシグナル制御系に対してではなく、受容体に対するものであることも示唆された。しかし、H2の有効濃度域は極めて狭く、繊細な濃度管理なくしてH2の作用を享受することは難しいことが、培養細胞系とマウス個体を用いた検討から明らかになった。また、受容体に対するH2の効果は医薬品に比較してわずかであり、その効果を過剰に期待することは避けるべきであろう。
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