研究課題/領域番号 |
16K15319
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用薬理学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
林 日出喜 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 准教授 (10218589)
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研究分担者 |
長谷川 寛雄 長崎大学, 病院(医学系), 准教授 (00398166)
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研究協力者 |
中尾 一彦
久保 嘉直
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ゲノム編集 / 自己削除型レンチウイルスベクター / AAV(アデノ随伴ウイルスベクター)ベクター / CRISPR/Cas9 / 遺伝子治療 / 遺伝子ノックアウト / 「自己削除型」レンチウイルスベクター / 自己削除型ベクター / レンチウイルス / アデノ随伴ウイルスベクター / レンチウイルスベクター / 遺伝子増幅 / 遺伝子 / 癌 / ゲノム / ウィルス / バイオテクノロジー |
研究成果の概要 |
ゲノム編集技術CRISPR/Cas9を利用した自己削除型レンチウイルスベクターによる遺伝子治療法開発のため、構築したベクターのTet-誘導性のベクターの除去を検討した。複雑なベクター構造のためか、Tet-誘導性の除去ができなかった。 本課題の実践的な目的は、レンチウイルスベクターによるゲノム上の原因ウイルス遺伝子の除去と、その際使用したベクターの除去である。そのため、レンチウイルスベクターによる標的ウイルス遺伝子の除去後に、宿主細胞のゲノムに組込まれにくいAAV(アデノ随伴ウイルス)ベクターを使い、ゲノムに組込まれたレンチウイルスベクターの除去を行う方法へと変更し、一定の除去が可能となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
HTLV-1、HBV、HIV等のウイルスは感染すると、宿主細胞ゲノムにウイルス遺伝子を組込み、それぞれATL(成人T細胞白血病)、B型肝炎、AIDSの原因となる。近年、ゲノム上のこれらの遺伝子構造が明らかにされたので、ゲノム編集技術を用いこれらのウイルス遺伝子を除去する治療法を検討した。自己削除型のレンチウイルスシステムを構築したが、試薬誘導による削除ができなかった。そのため、まずレンチウイルスベクターで標的ウイルス遺伝子の除去を行い、次にAAV(アデノ随伴ウイルス)ベクターによりこのゲノム上のレンチウイルスベクターを除去する方法へと変更し、一定の除去が可能となったことは大きな意義がある。
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