研究課題
挑戦的萌芽研究
Alfa1-酸性糖蛋白質(AGP)は急性相反応物質として知られており、近年、我々はAGP の抗炎症作用を新たに見出してきた。本研究では、アドリアマイシン腎症マウスに対するAGPの腎保護効果を検討した。その結果、AGP の投与は、蛋白尿を減少させ、腎組織障害を改善した。その際、腎臓におけるTNF-alfaとマクロファージマーカーF4/80 の発現量が減少した。また、マクロファージにAGP を添加したところIL-10 の増加とiNOS 発現減少が観察された。同時にCD163 の発現も増大した。AGP はマクロファージに起因する炎症反応の沈静化を介して腎保護効果を発揮することを初めて見出した。
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http://www.pharm.kumamoto-u.ac.jp/Labs/Yakuzai/