研究課題
挑戦的萌芽研究
がん細胞では、ミトコンドリアでのヘム合成が低下しているため、アミノレブリン酸(ALA)を投与すると、プロトポルフィリンIX(PPIX)が蓄積し、励起光を当てると蛍光を発する。本研究では、この特性を利用し多発性骨髄腫の微小残存病変をフローサイトメトリ―(FCM)にて検出する新規の検査法を開発することを目指した。まず、多発性骨髄腫細胞株であるKMS18を用いて、FCMでの検出法の至適条件を確立した。次にALAの競合物質を用いて、ALAの取り込み受容体を明らかにした。また大腸がん細胞株を用いてALAの細胞内動態を検討したところ、一部がPPIX合成に用いられ、一部が再排出されることが明らかとなった。
すべて 2017
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)
Biochemistry and Biophysics Reports
巻: 11 ページ: 105-111
10.1016/j.bbrep.2017.07.006