研究課題/領域番号 |
16K15344
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
遊佐 洋右 新潟大学, 自然科学系, 助教 (80612704)
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研究協力者 |
和田 眞一
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 単一光子断層診断(SPECT) / ハイブリッド型光検出器 / 単一光子放射断層撮影(SPECT) / ハイブリッド光検出器 / 単一光子放射断層撮影(SPECT) / ハイブリット光検出器 / 放射線 / 素粒子実験 |
研究成果の概要 |
既存の診断医療装置の光検出器部分に素粒子実験において新たに開発された縦横12チャンネルの有感領域が配列された光検出器を組み込んで性能評価のための試作セットアップを作成した。光検出器の各チャンネルで閾値以上の波高を持つパルス信号を計数し,γ線源の有無で有意に信号数の変化を観測した。検出面の二次元信号数分布から縦横各軸上への投影分布を作成し,その中でカウント数が一番集中している点を解析で評価した。その点と線源位置を比較すると3 mm程度の精度で一致しており,γ線の発生源の位置特定性能が確認された。将来の試作機製作に向けてγ線の入射位置を制限してシンチレータで発生する光の広がりを評価した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
診断医学装置で今まで使用されたことのない新型光検出器を組み込んで運用し,データ取得ができたことは新たな応用の可能性を嫌いた,という学術的意義がある。そして一箇所に集中して分布するγ線源については良い精度でその位置を特定できることが分かりさらなる可能性を示した。実際の診断医おいては広がりをもって分布する線源の画像を再構成する際の分解能が重要であるが,その前段階の点状分布で十分な性能を示したことは今後の展開への見通しを開いたという意義を持つ。
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