研究課題/領域番号 |
16K15350
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
南 一幸 藤田医科大学, 保健学研究科, 准教授 (10298515)
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研究分担者 |
鈴木 昇一 藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (10196826)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | X線源 / 焦電体 / 紫外レーザ / 温度 / サーモグラフィ / 放射温度計 |
研究成果の概要 |
紫外ーザと焦電体を用いたX線源の小型化と医療分野での利用について検討した。X線源から発生したX線計数率は紫外レーザ照射約5分で最大となり,その計数率は約1400 cpsであった。紫外レーザを30分間照射したときの焦電体の温度は,22 ℃から39 ℃に上昇した。 紫外レーザと焦電体を用いたX線源は,X線の発生原理上,小型化が充分可能なシステムである。本研究におけるX線源は,X線計数率の増加や焦電体の温度調整などの検討が必要であるが,医療分野での使用に向いていると考えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの焦電体を用いたX線源は,焦電体をヒーター等で高温に加熱することでX線の発生を行ってきた。しかし,本研究では,ヒーターの代わりに紫外レーザを焦電体に照射することでX線の発生が可能となった。この研究の最大の特徴は,焦電体を用いたX線源に紫外レーザを利用したことである。 X線源への紫外レーザの使用における利点は,光ファイバー技術の利用がある。焦電体への紫外レーザの照射が光ファイバーを経由して行えれば,非常に自由度の高いX線照射が可能となる。また,ヒーターを用いたときのように焦電体の温度を高温にする必要がなければ,冷却が不必要となり,安全性と利便性が高くなると考えている。
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