研究課題/領域番号 |
16K15381
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
清野 正子 北里大学, 薬学部, 教授 (30239842)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | メチル水銀 / オレアノール酸3-グルコシド / LAT / 抗メチル水銀薬 / 環境毒性学 |
研究成果の概要 |
メチル水銀(MeHg)は、脳神経系を障害する環境汚染物質である。本研究は抗MeHg剤としてのオレアノール酸3-グルコシド(OA3Glu)の分子標的の同定及びその機能解析を目的とした。MeHgは、ヒト腸管上皮細胞(Caco-2細胞)において、アミノ酸トランスポーターであるlat1とlat2の両発現を誘導したが、OA3Gluは、lat1のみを誘導した。一方、OA3GluとMeHgの同時処理では、lat1の発現が増強した。本研究により、OA3Gluの分子標的はLAT1であり、LAT1を介したシステムにより細胞内のMeHgが減少し、その結果として抗メチル水銀活性を発揮している可能性が考えられた。
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