研究課題/領域番号 |
16K15391
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
病院・医療管理学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
岩崎 博道 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 教授 (10242588)
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研究分担者 |
稲井 邦博 福井大学, 学術研究院医学系部門, 准教授 (30313745)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | リスクマネージメント / 空気清浄機 / 焼却滅菌 / 感染対策 / リスクマネジメント / 感染予防 / 感染制御 |
研究成果の概要 |
当院におけるオートプシーイメージング(Ai)センター内のCT検査室を対象とし空中浮遊病原体に関する環境調査を実施した。Aiセンターは遺体搬送の現場であり、すでに細菌感染を認める遺体からの環境汚染が問題となっていた。焼却滅菌型空気清浄化装置が環境空中の細菌除去において有効であることを明らかとした。本研究により焼却滅菌型空気清浄化装置の病院環境における感染対策リスクマネージメントに果たす性能評価としては良好な結果を得た。今後、患者が生活する環境(病室)に実応用されるとき、本機器の発する音の減弱等、性能の改善が次の課題となる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究に使用した焼却滅菌型空気清浄化装置は、微生物を完全に焼却することにより空気を無菌化する斬新な発想に基づく。そもそもフィルターが存在しないため、交換時にリスクの伴うHEPAフィルター型の欠点を解消している。焼却滅菌型の実用が普及すれば、HEPAフィルター型に代わり、新しい空気清浄化の手段を提供できる可能性がある。本装置は空気の無菌化のみならず、有機成分はすべて焼きつくすため、埃やにおいの除去にも有効となる。医療現場のみならず、多くの人が集まる公共の場での空気清浄化にも応用可能となる。本装置が実用化されれば院内感染対策を含めた感染対策リスクマネジメントに新たな展開を促すことが期待される。
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