研究課題/領域番号 |
16K15396
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
病院・医療管理学
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
柿沼 孝泰 東京医科大学, 医学部, 臨床講師 (80366111)
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研究分担者 |
浦松 雅史 東京医科大学, 医学部, 准教授 (00617532)
関根 秀介 東京医科大学, 医学部, 講師 (10384976)
藤澤 由和 宮城大学, 事業構想学群(部), 教授 (70387330)
小松原 明哲 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (80178368)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 麻酔 / アラーム / 医療安全 / 医療管理学 / 麻酔科学 |
研究成果の概要 |
本研究は、手術室等におけるアラーム機能を備えた医療機器のもつアラームのリスク課題を、実証的に明らかにすることを目的とした。その内容は、アラームを備えた医療機器からどの程度アラームが発生しているかに関しての基礎的なデータを収集し、次いでアラームに関連した麻酔科医の認知時間、考察時間、対応速度などに関してアイトラッキングシステムを用いて検討を行った。 最終的に、機器機材の観点からアラーム等を含む安全な装置のあり方の検討は十分なものではなく、これまで明確にされてこなかったヒューマンファクター的要素をより加味することがより安全性の高い機器機材の開発につながることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アラームに起因する医療行為上の問題を、機器と人間の相互行為を検討することにより、本質的な論点に迫る必要がある。こうした知見は、今後、進展すると考えられる麻酔業務の自動化に向けての展開における重要な論点であり、さらに麻酔科以外による麻酔業務においても非常に重要な論点と言える。 さらに本研究の知見は、これまで個々の麻酔科医が個別に体得してきた手術場におけるアラームへの対応を、研修医らが、より体系的かつ効率的に学ぶことを可能とするなどの、教育、研修にも大きく寄与すると考えられ、我が国の医療の安全性を高めると同時に、麻酔科医をはじめとする、医療従事者らの能力を大きく高めることに繋がると考えられる。
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