研究課題/領域番号 |
16K15409
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
石丸 和宏 金沢大学, 医学系, 協力研究員 (70595446)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 動脈硬化 / 老年医学 / スフィンゴ脂質代謝 / 動脈硬化症 / オートファジー |
研究成果の概要 |
スフィンゴ脂質代謝を制御する鍵酵素を全身性に欠損したマウスにおいて、コレステロール食を負荷による動脈硬化病変が有意に増大し、骨髄由来細胞,特にマクロファージに存在する代謝酵素が関与していると考えられた。当該代謝酵素は、動脈硬化を抑制する作用があると考えられる。 マクロファージは不要あるいは修飾された脂質を取り込む一方、泡沫細胞に変化し動脈血管を狭窄し、血流障害を来しうる。同細胞における脂質取り込み・分解機能などを中心に解析した所、代謝酵素欠損マウスマクロファージは脂質分解に関与するオートファジー経路が障害されている可能性が判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでにも全世界で動脈硬化治療薬の開発が行われて来たが、未だ画期的な治療薬は作出されて来なかった。新しい治療薬の開発の為には、新しい観点からの動脈硬化形成機序を明らかにする事が重要である。本研究により、スフィンゴ脂質代謝を制御する鍵酵素が持つ抗動脈硬化作用がオートファジー制御という新しい観点から発揮される事が判明した。これらは今後、新規動脈硬化治療法の開発基盤への有益な情報提供となる。
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