研究成果の概要 |
血液・赤血球メタボローム解析を用いて、30名の健常者の解析を行い、126個のメタボライトに関し、その個人差バラつきをCV値で検定した。メタボライトには、個人差の少ないものと大きなものの2群に大きく分かれることが判明した。前者には生育に必須なものが数多く含まれていた。最後にヒト若年(15名、平均20歳代)・高齢群(15名、平均80歳代)の血液メタボローム比較し、14個の老化マーカー同定した。11個は、新規報告であった。高齢者特有のメタボライトは、年齢以外に、食生活、生活様式、健康状態、環境要因などを反映すると推測される(ハレキツ他 PNAS 2016, 近藤,柳田PNAS 2016)。
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