研究課題/領域番号 |
16K15435
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
山本 博幸 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 准教授 (40332910)
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研究分担者 |
安田 宏 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (80262129)
伊東 文生 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (90223180)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | EBV / DNA組み込み / DNAメチル化 / 胃癌 / 間質細胞 |
研究成果の概要 |
DNAウイルスのヒトゲノムへの組み込みは、腫瘍において重要な役割を担う。胃癌におけるEBウイルスの役割を明らかにするために、次世代シーケンサーに基づく組み込みウイルスゲノムのメチル化解析を行った。胃癌細胞株において、組み込まれたウイルスゲノムは、さまざまなDNAメチル化レベルを示した。動的なDNAメチル化変化が、機能的にウイルスの生物学的動態に影響することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
DNAウイルスであるEbstein-Barr virus(以下、EBV)が関連する胃癌(EBV関連胃癌)は胃癌の10%を占め、ヘリコバクター・ピロリ菌感染者が減少していく時代において重要性が増している。次世代シーケンサーによる精度の高いEBV DNA組み込み解析法を確立し、EBV DNA組み込みとともにDNAメチル化の多様性を明らかにした。EBVが関わる他の癌種やさらには、EBV以外のウイルスDNAのヒト発癌における役割の解明につながる成果であることから、学術的意義は大きく、胃癌撲滅に向けた社会的意義も大きい。
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