研究課題/領域番号 |
16K15460
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
中里 雅光 宮崎大学, 医学部, 教授 (10180267)
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研究分担者 |
柳 重久 宮崎大学, 医学部, 助教 (60404422)
坪内 拡伸 宮崎大学, 医学部, 助教 (60573988)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 肺線維症 / 肺リモデリング / 細胞老化 / 細胞骨格 / Pten / RhoA / Ror2 / 肺線維症 肺リモデリング |
研究成果の概要 |
本研究では肺上皮細胞特異的Pten欠損マウス(Pten-KOマウス)を用い解析を進めた。Pten-KOマウス肺で、AECでの老化細胞増加とp53発現亢進がみられた。Pten-KOマウスで、気管支肺胞洗浄液中総細胞数の増多がみられ、単離AECでIL-6とIGFB5の発現亢進がみられた。さらに、30週齢のPten-KOマウスでは、肺リモデリングを示唆する平均肺胞径と肺胞破壊指数の増加がみられた。また興味深いことに、Pten-KOマウスのAECでは紡錘体形成不全がみられた。以上より、上皮Ptenの欠損は紡錘体形成不全を介して細胞老化が加速し、肺リモデリング亢進を引き起こすことが示唆された。
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