研究課題
挑戦的萌芽研究
全身性強皮症は皮膚および内臓諸臓器の血管障害と線維化を特徴とする全身性の自己免疫疾患である。我々は先行研究において、血管内皮細胞特異的Fli1欠失マウスが強皮症の血管障害を忠実に再現することを見出し、同マウスとブレオマイシン誘発強皮症モデルマウスを併用することにより、強皮症の主要3病態を分けて解析する実験系を確立した。本研究ではこのシステムを活用し、グリチルリチンおよびシクロホスファミドが強皮症の主要3病態に及ぼす影響について検討を行い、それぞれの薬剤の強皮症の病態に対する作用点を明らかにした。グリチルリチンについては特許出願しており、現在全身性強皮症患者を対象に特定臨床研究を行っている。
すべて 2017 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件)
Journal of Investigative Dermatology
巻: 137 号: 3 ページ: 631-640
10.1016/j.jid.2016.08.037