研究成果の概要 |
Darunavir耐性HIV-1変異株 (HIVDRVRs) に高い阻害効果を発揮する化合物GRL-015, -085, -097及びKU-241の同定、結晶構造解析を行いその阻害機構の解明を行った。平成29年度は、更に詳細な分子機構を明らかとする為に新たに同定されたGRL-001の抗ウイル活性の測定と構造解析を行った。解析の結果、HIVDRVRsを効果的に阻害する為に化合物に必須の結合様式を同定する事に成功、今後の新規化合物の開発に資する成果を得た。また、HIV-1の耐性変異の獲得によるPRのflap領域の不安定化を詳細に検討する目的でSPR法を用いた解析手法の開発を行った。
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