研究課題/領域番号 |
16K15560
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 聖隷クリストファー大学 (2017-2019) 大阪市立大学 (2016) |
研究代表者 |
前田 一石 聖隷クリストファー大学, 看護学研究科, 臨床講師 (70706639)
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研究分担者 |
小川 朝生 国立研究開発法人国立がん研究センター, 先端医療開発センター, 分野長 (10466196)
森 雅紀 聖隷クリストファー大学, 看護学研究科, 臨床講師 (10771868)
羽多野 裕 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員講師 (30516034)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 終末期せん妄 / 予測因子 / 緩和医療 / せん妄 |
研究成果の概要 |
終末期せん妄は50-80%の終末期患者に認められ、約半数が治療反応性であるが、治療抵抗性のものでは最終的に持続的な鎮静を要するものもある。本研究では、終末期がん患者の臨床データを経時的に取得し、リスク因子、アウトカムに関するデータを収集し、終末期せん妄の発症予測モデルの確立を行った。1896例の終末期がん患者のデータが収集され、そのうち過活動せん妄を発症したものの割合は31.9%であった。患者背景、症状、治療の変数を用いてRandom Forest法を行ったところ、年齢、オピオイド使用量、輸液量、疼痛が過活動せん妄の発症予測モデルを構成する因子として同定された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はこれまで大規模なデータが得られなかった終末期せん妄に関して、緩和ケア病棟に入院した後の経時的な変化を含むデータを得て、終末期の過活動せん妄の発症危険因子の分析を行った研究である。本研究により、終末期に苦痛の多い過活動せん妄を発症する患者の予測が可能となり、同じようなリスクを有する患者のケアの質が向上するものと思われる。また経時的に測定された症状、治療、アウトカムデータを用いて、Random Forest法を適応し、臨床的な適応可能性の高い結果が得られることも示された。
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