研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究の目的では、標的分子と水のプロトン交換量を画像化する新しい原理に基づいた分子イメージングMRI(CEST MRI)により、脳組織内の薬剤濃度分布を画像化してモニタリングする全く新しい組織薬剤モニタリング手法を開発し、脳梗塞モデル治療効果モニタリングへの応用を行った。CEST MRIを用いることにより、Frufenamic acid (FA)の脳内濃度の経時的な観察が可能となった。薬剤効果の検証に関しては虚血前投与で認められるFAの神経細胞保護効果が虚血導入後投与では減弱しており、これは虚血後のFAの虚血脳への移行が妨げられていることによることが本手法にて確認された。
本手法の開発により、薬剤動態の解析により標的とする組織集積性のもっとも高い薬剤投与方法の個人ごとの評価が可能となり「オーダーメード投薬」への道が開けると共に、新規治療法の開発への応用等、薬剤治療法の最適化に大きな効果が期待できる。
すべて 2019 2018 2017
すべて 雑誌論文 (9件) (うち国際共著 4件、 査読あり 9件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (1件)
Contrast Media & Molecular Imaging
巻: 2019 ページ: 1-8
10.1155/2019/8908943
NeuroReport
巻: 29 号: 9 ページ: 697-703
10.1097/wnr.0000000000000990
Neurosurg Rev
巻: 41 号: 2 ページ: 641-647
10.1007/s10143-017-0908-y
日医大誌
巻: 84 号: 4 ページ: 160-164
10.1272/jnms.84.160
130006140098
eNeuro.
巻: 4 号: 5 ページ: ENEURO.0183-17.2017
10.1523/eneuro.0183-17.2017
Int J Mol Sci.
巻: 18 号: 8 ページ: 1798-1798
10.3390/ijms18081798
Pediatr Res
巻: 82 号: 5 ページ: 749-752
10.1038/pr.2017.101
eNeurologicalSci
巻: 6 ページ: 6-8
10.1016/j.ensci.2016.10.002
巻: 27 号: 1 ページ: 29-32
10.1111/jon.12380