研究課題/領域番号 |
16K15587
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
藤井 博史 国立研究開発法人国立がん研究センター, 先端医療開発センター, 分野長 (80218982)
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研究協力者 |
大貫 和信
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | センチネルリンパ節 / 画像診断 / 免疫応答 / 低侵襲 / 転移モデル / 胚中心 / 微小転移 / イメージング / 小転移病巣 / サロゲートイメージング / がん / 転移 / 免疫 |
研究成果の概要 |
がんの転移が初発するセンチネルリンパ節内の微小転移の存在をリンパ節内の非癌部で生じる免疫反応を評価することで間接的に描画する“サロゲートイメージング”の技術の開発を目指した。がん細胞を移植したマウスモデルを用いた実験で、センチネルリンパ節内に転移病巣が形成される以前にBリンパ球から構成されるリンパ濾胞ならびに胚中心の形成が増加することが明らかになった。高磁場MRI装置を用いることで、これらのリンパ濾胞や胚中心を描画できる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
センチネルリンパ節内の微小転移病巣をインビボで可視化することができれば、センチネルリンパ節生検を省略して、所属リンパ節の転移状態を知ることが可能となり、究極の低侵襲がん治療が実現する。がん患者は生検の負担がなくなり、術者は生検の手間を省くことができ、術中病理迅速診断の待ち時間がなくなり手術時間の短縮につながる。こうした手術法の簡素化は、医療資源の節約となり、医療削減にもつながるため、社会的にも意義深いものと考えられる。
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