研究課題/領域番号 |
16K15590
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
山本 浩文 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (30322184)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 炎症性腸疾患 / マイクロRNA / 樹状細胞 / スーパーアパタイト / miR-29 / DDS / 核酸 / 全身デリバリー / 治療薬探索 |
研究成果の概要 |
この研究は、クローン病や潰瘍性大腸炎などの難治性の炎症性腸疾患に対して核酸という新しい治療法を開発することを目的として実施された。2%デキストラン硫酸ナトリウムはマウスに実験的な腸炎を引き起こす。スーパーアパタイトに搭載したmiR-29を静注することで腸管の炎症を阻止できた。これは、デリバリーシステムが重要な役割を演じており、炎症腸管の樹状細胞という免疫応答の司令塔に核酸を送達できるシステムが功を奏していることが明らかとなっている。すなわち、樹状細胞を起点とする初期免疫応答がmiR-29によって抑制され、それに続く炎症カスケードが遮断されることを示唆している。
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